孵卵器大活躍(*´∇`*)

繁殖時期になると色々な問題が発生します。

特に抱卵に関してが一番多い気がします。
巣作りの上手いペアなら夫婦揃って巣作りをし、産む卵の数もその種類にあった数を産み、その数を全て孵し、最後まで育てあげます。
実際それだけ完璧にいくことは少なく、卵を温めない、巣があるのに巣の外に産んでしまう、卵を壊してしまう、無精卵、有精卵でも何個かは孵らないことや孵っても育てない、育てる途中で雛を殺してしまうなどあげてみればきりがないほどです。
以上の問題も環境の整備、餌の改善、巣箱の形状改善などで幾らかは改善するとは思いますがなかなかすぐにできるものでもないし、その改善があっているかも分かりません。
そんなときに活やくしてくれるのが孵卵器です。
実際海外のファームでは親鳥がちゃんと育てるとしても卵を産めば即孵卵器に入れるところも多いようです。
孵卵器を使うメリットは先程あげた問題点を減らすことができる、親鳥の育児負担の軽減、卵の量産などです。ただ良いことばかりではありません。孵卵器の性能が命綱ですし、性能が良くも設定間違いや、設置場所の環境不良、機械の途中故障、内部消毒不完全での細菌繁殖、蓋の閉め忘れなど、一つ間違えると中にある卵が全滅してしまう危険があります。
要するに器内温度と湿度が完全ならば有精卵では孵化率が9割以上になります。温度計は最低2個の設置が必要で、できれば3個が良いです。
あともう一つは産まれたばかりの雛の挿し餌が少し大変です。
回数は多くなくて良いですが小さい鳥の場合口が小さく、そろそろ老眼の私には少し厳しくなってきました。マメルリハやフィンチなんかはご想像つきますよね。IMG_9069

孵卵器で孵った雛たちです。
この中にはハゴロモインコ5羽、オカメインコ2羽、キキョウインコ1羽、ウロコインコ1羽、キンセイチョウ1羽がいます。

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オカメインコの雛たちです。
今回孵卵器のおかげで20羽以上の雛の命が助かりました。

今のところ孵卵器にはゴシキセイガイ、ウロコインコ、オカメインコ、日の丸チョウの卵が入っています。
今後も増えていくでしょうね、これから挿し餌が益々大変になりそうです。
でも大切な命が救えるなら頑張らなくては。

孵卵器ではありませんが巣箱の中でも幾らか孵っています。オオバタン、オキナインコ、アキクサインコルビノー、ウロコインコ、マメルリハ、ナナクサインコ、オカメインコ、サザナミインコ、もうすぐ孵りそうなのがオオホンセイ、キンショウジョウ、ドウバネインコといったところです。挿し餌を思うとゾッとしますが嬉しい悲鳴です。

繁殖をめざされている方へ孵卵器は必需品だと思います。
少し費用がかかりますが大切な命が助かるならお金には替えれません。もし、器用な方なら自作してみてはどうですか?
私は到底無理ですがf^_^;)

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